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グリスアップの重要性について

アフリカツインのリアアクスルベアリングは弱いと言われています。
しかし私のアフリカは約11年間63000q無交換、でもまだまだ大丈夫です。
それには理由があるのです。それは
「こまめにグリスアップする」
これに尽きると思います。
アフリカツインに乗る前は、KDX200&125に乗って、MXコースを走ったりしていました。(ハードな走りをするとトラブルも多く、カワサキならなおさらです)
また大学時代は2輪サークルに入り、仲間達と情報を交換していました。(一人のトラブルはみんなの経験になるのです)
そんな経験から、「足周りのベアリングはグリスアップしてから1万q位しか持たない」と言う、自分なりの結論に達しました。
KDXでは何度かベアリング交換をしましたが、ベアリング自体も高価ですし、
取り付け、取り外しは高価なSST(※1)が必要になる事が多く、バイク屋さんに頼むと工賃がかさみました。
「ベアリングは壊すと高い」と言う痛い経験から、事ある毎にグリスアップをするようになりましたが、それ以降出費はグッと減りました。
貧乏人は金を掛けずに手間を掛けましょう。

タイヤ交換・パンク修理時  ホイールを外したついでに、アクスルベアリングのグリスアップをします。
正確に言うとベアリング自体はシールタイプなので無理なのですが、その外側の「ダストシール」のグリスを入れ替えます。
アクスルシャフト自体も古いグリスをふき取って新しいグリスを塗ります。この際使用するのは水に強いリチウムグリスです。
大抵の人は長くても1万q位でタイヤ交換をすると思いますので、最低でも1万q毎にグリスアップ出来る事になります。
チェーン・スプロケ交換時  チェーンとスプロケは同時に交換します。(チェーンだけを交換しても、スプロケが古いままだとすぐ伸びるんだそうです。)
チェーンはあえて純正部品のエンドレスタイプを購入します(以前は純正の方が2000円位安かったのですが、最近は差が無くなって来たようです。)
交換の際にはスイングアームを外さなければなりませんが、実はそれが狙いです。外したついでにスイングアーム付け根・リンク周りのベアリングのグリスアップをするのです。指定トルクが高めの部分が多く、しかも泥が被りやすいので固着している事も多い為、外すのには苦労するかもしれません。めんどくさいからと先送りにすると、後で痛い目を見る事に・・・(何度も経験済み)

分解のコツは
 ○良い工具を使う (安心して力の掛けられる物。一流メーカー品がお勧め)
 ○良い潤滑剤を使う (ワコーズのラスペネがお勧め)
この2点だと思います。
どちらも高価(※2)ですが、ベアリング交換が1回分浮けば多分元が取れます。

ニードルベアリングを使用していると思いますので、古いグリスは全て洗い流し(この際ニードルがバラけますので無くさない様注意が必要です)、新しいグリス(高過重に耐えられるモリブデンが良いと思われます。SM(※3)ではリチウムグリスだったりするかも。)を入れるのがベストでしょう。
ダストシールには水に強いリチウムグリスをたっぷり入れます(組み付け後ハミ出したグリスは拭き取ります)。ダストシールは安価な上、交換も簡単なので、たまに新品に交換すると良いかもしれません。

組む際にも注意が必要です。
 ○指定トルクを守る事 (トルクレンチが必要です(※2)
 ○カラーを組み忘れない事 (忘れて酷い目に遭いました・・・)
 ○リアブレーキホースの取り回しに注意 (やり直すはめに・・・)
 ○     〃       取り扱いに注意 (手荒に扱うとホースを交換するはめに・・・)

 KDX時の経験から、本当は1万q毎(せめてリンク部分だけでも)にメンテしたいところなのですが、ここ数年はチェーン等交換時毎(大体2万q前後)になってしまっています。でも最近は林道走行等激しい使い方をしていないので、これでもなんとかなっています。
レース等の為に強化チェーン等に交換する方もいらっしゃると思いますが、そういう使い方をする方こそ、こまめなグリスアップをお勧めします。高いサスを入れても、リンクの動きが渋かったら意味が無いと思います。私は普通の人より腰が何十倍も悪いので、その分何十倍も敏感なのですが、メンテ前と後では腰の痛さが違うんです。「まだキーキー鳴いてないから大丈夫」 いやいや、鳴き始めたらもう遅いんですよ。
チェーンのグリスアップ  チェーンの動きが渋くなると、1馬力単位でパワーを食われるって知ってましたか? パワーを食われると言う事は燃費にも影響してくると言う事です。損失したエネルギーは熱や音に変換されると思われますから、寿命や騒音にも大きく影響してくるハズ。チェーンルブは1本千円以上と安くは有りませんが、1本で10回以上は使用出来ると思いますし、チェーン(と言う事はスプロケも)の寿命が延びると思えば安い物です。こまめに差す事をお勧めします。
ワイヤーのグリスアップ  「クラッチが重い」と思ったら、すぐにワイヤーインジェクター使用して、ワイヤーに油を差すようにしています(私は手軽なCRC556を使用していますが、最近はエンジンオイルが良いと言われているみたいですね。スーパークロスをチェックしていると最新情報が手に入ります。)。この時ワイヤーの状態をチェック出来ます。また同時にブレーキ・クラッチレバーの軸部の清掃・グリスアップも行います。これらはロングツーリングの前には必ず行っています。ブレーキ・クラッチ操作は、走行中何度も行う作業。疲労度と安心感が全然違いますよ。
ブレーキキャリパーのメンテ  本来キャリパーは左右にガタガタ動くって知っていますか? ブレーキング時に発生した熱等でローターが歪んだ際、キャリパーが左右に動く事によってガタを吸収する仕組みなのです。特に私のアフリカの場合、林道で前輪をパンク修理した際、ローターが少し歪んでしまった(Wディスクの為、どうしても下側のローターが接地する)ので、メンテの前と後では雲泥の差が有ります。全く動かなくなると、ブレーキの効き自体にも影響してきます。この際使用するグリスは、熱に強いブレーキグリスが向いていると思います(現在試行錯誤中につき情報募集中。付け過ぎに注意)
※1 SST 特殊工具(Special Service Tool)の意。ある特定の決められた部分だけにしか使えない工具。汎用性が無いので出番はかなり限られ、その上結構高価だったりするのだが、所有する満足感が非常に大きいのは私だけ?

※2 工具 「金を節約するのが目的なのに何故高価な工具が必要?」 一見矛盾する様だが、工具の世界では「安物買いの銭失い」が非常に顕著なのだ。精度が低い工具を使用すると、パーツを破損する可能性が高くなる。もし壊してしまうと、リカバリーにとてもお金が掛かるので、結局は高くても良い工具を買った方がお得なのだ。また安心して使えるので精神的負担も軽減し、集中力が持続してミスが減ると、良いことずくめなのである。「具体的にどこのメーカーのを買えば良いの?」と言う方には、私はソケット関係はTONE、ドライバーはPB、それ以外の工具はKTCで揃える事をお勧めしたい。我々素人が使う分には十分であろうと思われる。え、それでも高い? そんな人は「Snap On」等の超一流メーカーのカタログを一度見てみる事をお勧めする。KTCなんて安い安い!

※3 SM  サービスマニュアル(Service Manual)の意。自分でメンテしようと思うのなら必ず必要になる。ちなみにPLはパーツリスト(Parts List)。後から買おうと思っても手に入りにくい(10年前のバイクのSMをわざわざ印刷したりはしていない)ので、なるべく早く手に入れる事をお勧めする。メーカーの在庫が無くなってしまった場合、コピー版が手にはいるが、製本されてない(らしい)上に高価(3倍位に跳ね上がったりする)なので注意。PLの場合、ガレージセールで投げ売りされている事がよくある(バイク屋さんでは毎年新版を買い、古いのは不要になる?)ので要チェック。ヤフーオークションにも偶に出品されている。

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